明けましておめでとうございます。本年も箱根町社会福祉協議会をよろしくお願いいたします。

 

さて、社会福祉協議会は、大規模災害等の有事の際、行政の要請を受け、被災者の支援のため災害ボランティアセンターを設置します。災害ボランティアセンターでは、県内外のボランティアの皆さまの受け入れを行い、被災者の皆さまの支援を行います。

 

今回、箱根町社会福祉協議会では、令和元年台風19号により甚大な被害を受けた長野県長野市において設置された長野市災害ボランティアセンターへ、12月12日～16日の5日間、職員1名を派遣し運営の協力を行ってきました。

 

長野市では千曲川の決壊により3000世帯を超える住宅被害が発生しており、被災から2カ月が経過し、総勢6万人を超えるボランティアの方々の受け入れを行い、今もなお活動を行っています。それでもまだ支援を求める住民の方は後を絶えない状況でした。

 

（被害の状況）

 

長野市災害ボランティアセンターでは、単に住居の復興などの支援にとどまらず、コミュニティ（地域）を再生することを目標に、ボランティアの皆さまと住民の皆さまのつながりを大切にし、日々復興に関する支援を行っていました。

 

（センターの様子）

 

住民の方からは「もうこの地域に住むのをあきらめようと思っていたけど、ボランティアの方々のおかげでもう一度住んでみようと思う」といったお話もあり、改めて災害ボランティアセンターの役割がいかに重要か気づかされる日々でした。

 

今後、箱根町においてもいつ大規模災害が発生するかわかりません。本会においても、今回の派遣による経験を活かし、平時から住民の皆さま、ボランティアの皆さまとのつながりを深めながら、災害ボランティアセンターの設置に向けた取り組みを進めていきたいと思います。

 

（今年度訓練の様子）

 

また、長野市を始め、台風19号による被害に伴い、各地で災害ボランティアセンターが今も活動を行っています。本会では、災害ボランティアへの参加を希望する方のボランティア保険の受付を行っています。災害ボランティアに関するお問い合わせは下記までご連絡ください。

 

皆様のご協力をお待ちしております。

 

箱根町社会福祉協議会　TEL　0460-85-9000